わたしを見よ

「先生にほめられて自信がつきました。先生も自信がなくなったら、わたしのことを思い出してください。」と10歳の女の子が手紙を書いてくれた。あなたにほめられて自信がついた、だからあなたもわたしを思い出して自信をつければよい という鼓舞を、わたしは思いついたことがなくて、わたしはこの子の実感を正確には掴みきれていない気もするのだけど、なんだかそのダイナミズムに感動してしまった。大人だって自信をなくすことがあるということをわかっている優しさにも。